>>420
【そうだな、個室なら部屋を変えることもないか】
【もちろん根回しは済ませてあるから何をしたって邪魔は入らないよ】

どうかな、このクラスの衣装だとドレスに着られる…なんて女の子も少なくない。
絵里ちゃんはやっぱり違うよ、別格だ。
(雰囲気を壊さないよう褒めていきながら食事を進めていくと)
(ワインを飲んでいく絵里のグラスが底をつき始めた)

そんなに飲みやすかったか?
なら、もう一杯……ほら遠慮しないで。
(二人きりになれた個室にスタッフを呼ぶわけにもいかず)
(立ち上がって絵里の隣に立つと、グラスにワインを注いでもっと飲むように勧めていく)
(そうしながら酔い始めた絵里の顔を見て、契約のことを切り出すきっかけを窺っていた)