それがいいわ。
労を惜しんでニートは脱出できないわよ。
貴方の場合はニートというよりも求職中の失業者と言った方がいいかしらね。
…べ、別に私は欲求不満なんかじゃないわ。
ちょっと…考えただけよ。
(ツンと横を向いて)
それくらいの事で私は使い物にならなくなったりしないもの。
それだけの訓練を積んでいるもの。
たしかにロリコンの貴方ならOKを出すだろうけど…ラウーロさんは呆れるだけよ。
…ならいっそイタリアで就職する?
私の上司にはなれないというかさせないけれど、
日本の職業なら…公安や自衛隊のスキルがあれば公社に入れると…ああ、貴方は営業だったわね…
ん、そろそろ飛行機の時間だから私は行くわ。
次に顔を出した時には仕事が決まってるといいわね。
(励ましと言うよりも何の気もない社交辞令のような無関心さが言葉には込められているが…)
(それでも日頃人付き合いを嫌っているエルザとしては社交辞令も珍しい)
(軽く男を青い瞳で一瞥すると部屋を出て行った)
【限界みたい…これで落ちるわ】
【話し相手になってくれてありがとうね。おやすみなさい】