>>333
…そうなの?悪かったわね。
―――…そうね、何も助けてやれないのなら…辛いわね。
たった一人に全ての重荷を背負わせる。
仕方のないことだと分かっていても、やりきれない気持ちになるわよね……。
分かるわ……。
(よく知っている…彼のことが頭を過り、やりきれない思いが頭を掠める。)
(いけないいけない、とかぶりを振り目の前の彼と目が合った)

―――…フリットくんを支えてあげてね…?
(思わずそんな言葉を口走り、ラーガンの手に自分の手を重ねる。)
(あの時のことを思い出すと今も…やはり辛い。目の前の彼には自分と同じになって欲しくないと思った)