>>32
再現も過ぎれば個性が生まれない、しかし肖る意味は残したい。
この配分の試行錯誤はなかなか難しいのでしょう。

もぐ、もぐ……舌に合うとよろしいのですが……どうやら気に入ったようで。
特に名の通った店でもなかったですが、きっと親父の仕事が丁寧なのでしょう。
(しっかりと食べながら、長谷河も口に運ぶのを確認して)
(言えるはずもない『隠し味』が聞いてくるのを心待ちにする)

……あるいは、『隠し味』が他の味を引き立ててしまったようで。
(薬が回って薄れていく意識に、とっさの洞察が正解なのを暗に教えて)
(倒れて寝てしまったのをみるとやおら室内で細工を始める)


――これで……よしと。
(手枷を嵌め、それを縄で結ぶと複数の滑車を経由させ)
(覚めてくる頃合を見計らって引き上げ、天井から吊るすと)
では再開と………お目覚めの時間といこうか!
(時代劇でよくやるように、桶でそこに水をぶっかけて覚醒させる)


【ありがとうございます、それでは時間いっぱいまで……】
【早速このように場をしつらえてみました】