そう?残念ね……まだまだ試したい事はいくつかあったのだけれど……
人間の視点からの閃きや、効力を知ることができると思ったのに、本当に残念

構わないわ。この私はどうやら寛容らしいの
いえ、あまりそうしたことに抵抗が無いのかしら……?少なくとも嫌ではないみたい
(どこか他人事のように、そう名無しの耳元に囁く)
(体を預けてくる名無しの背に手を回すとそのまま抱くような姿勢を続けて)
あら、それも人間を知れる事だから構わないのに……
感謝はせど、人類が言う祟りや呪いを与えるなんてことはあり得ないわ
だから気にせず……すでに安心しているみたい?
なのに、なのに、こちらは反して元気に立ち上がってるみたい……人間は実に不思議ね……
(柔らかな双丘の中で完全に脱力しきっている名無しの顔を見るや、笑みを漏らすも)
(下腹部に触れていた、名無しがズボンに張ったテントを撫で、興味深そうに漏らし)

……ああ、残念。やはりこの身体だと眠気を感じるのね……
それを処理するという事をしてもみたかったのだけど、限界のよう……
ごめんなさいね。今夜はこれまで……また会いましょう
(にこりと微笑みかけると、砂が崩れるようにナイアの姿が黒く溶けていき)
(身に着けていた闇色の衣と、残り香を漂わせる黒いランジェリーだけを残し姿を消した)

【ごめんなさいね、頭が働かないから今日はこれまで】
【遅くまで遊んでくれてありがとう、楽しかったわ】