>>516
(意識を取り戻した美雪を見てホッとした様子の少年と違い、高校生くらいの少年は良からぬことを考えてか笑みを浮かべていて)
誰って、酷いなぁ…起こしてあげたのに。
それともあのまま病院に連れて行った方が良かったの?
(体に手を触れたまま恩着せがましく話しかけると、意識を取り戻した美雪の体を眺めるのは止めず)
(視線は無遠慮に胸や股間を這うように動き、先程の少年とは全く違う印象を与えていて)
カギ…?あぁ、これか、なくさないように預かっておいたよ。
なくさないように、ね。預かっておくよ。
(美雪が意識を失っている間に、当然のごとくコインロッカーは漁られていて)
(念のために下着とお金、身元のわかりそうなものは別の場所に隠していたが、そんなことは教えずに)
まぁ、返してあげてもいいけどね。俺のお願い聞いてくれたら。
簡単なことだよ、例えばキスしてくれるとか。
(例えばと言いながら視線は刺すように、半ば命令のように言葉を口にして)