ひっ…ぁ…いやぁ…ちょっ…待って…ん!
(それほど強く肩を掴まれているわけでも無いのに、それを振りほどくことが出来ない)
んぅ…そ、そう…な、の…?あ、ありがとう…っ…
(起こしてあげたと目の前の新しい男の子は宣うが、その目…明らかに美雪を好色の目で見て)
(見下している目…その目と視線が絡むと美雪の声にも怯えた様子が見え始める)
ふぅ…ぅう…んッ…駄目…
(遠慮なく、発情した目で自分の裸身を遠慮なく観察してくる男の子…だが『見ないで』と言い出せない)
(だってこの目の前の男の子…少年は明らかに美雪の性癖について察している様子だ)
っ……!
(助けを求める様に元の男の子の方を見るが、男の子の方は兄の下心など全く気付かず)
(目を覚ました美雪に安堵し、優しく微笑みかけて来る…)
(今この場にこの最初の男の子がいなければ…もし今身体に触れている少年と二人きりになったら…)
(このまま押し倒されて犯されてしまう…そんな空気が漂い始めている事に美雪は狼狽える…)
ぁ…あの…あ…き、キミ達…し、知り合い…なの、かしら…?え…きょ、兄弟…?
そ、そう…なの…キミがお兄さん呼んでくれた…のね…ありがとう…
(明らかに声が狼狽し、怯えが見え隠れしたものになりながら美雪は何とかこの場から逃げようと)
(男の子の方に尋ねるが、少年の方はそんな美雪の狼狽に舌なめずりすらしている様子であった)
ぁ…そ、その…貴方…カギ…さ、さっきも言ったけど…返して…それが無いと…お姉ちゃん…
帰れなくなっちゃうから…だから…意地悪しないで…ね…ね?
(目の前の少年が怖い…年上としてのけじめを見せようとしても、全裸にパンプスという)
(恥ずかしい姿では説得力も何もあった物ではない…声が震え、涙目になってゆく…)
(少年から見れば、幼い顔立ちをした美雪は20代にすら見えていないのかもしれない)
ね…ねぇ…だ、だから……っ……!
(美雪の怯え切った姿に、少年の瞳の奥の嗜虐の炎が強くなってゆくのが美雪の目にもはっきり判り)
(力が抜け始めた美雪は上半身だけを起こして両手で胸を隠した体勢を維持できなくなり)
(両手で上半身を支える状態になり、両乳房がプルンッ…と少年の視界に晒されてゆく)
そ…そんなぁ…預からなくていいからっ…か、返して…お願い…!
え…?お願いって…や、やだ…何で、そんな…?酷い…っ…私…まだ…そんな事…
(カギを返す事と引き換えに、キスをするように要求されるが、異性とまともにつき合った事のない美雪に)
(キスの経験など無い…露出行為に酔いしれる変態女であっても、初キスは大事に取っておいたのに…)
ぃ…いやっ…そんなの…か、カギ…返してっ…!
(さっきから肩に添えられた手から力では敵うわけないと判っているが、美雪は少年の持つカギに手を伸ばそうとする)
【一応…今日ノーパンノーブラで来たからロッカーには下着は入って無いの…】