「ええ…もしかして台風で服が飛ばされて…?」
「そんなわけ無いだろ、変態だよ、変態…♪」
「ママー、あのお姉ちゃん、どうして裸なの?雨でビショビショだよ?」
「シッ、見ちゃダメ…!」
(店内に突然現れた全裸痴女美女は当然、買い物客の注目を集めるどころの騒ぎではなく)
(視線が通る場所にいる人は全員が未来のことを、好気、軽蔑、戸惑い…様々な感情の乗った視線で遠巻きに見つめていた)
「はい?…って、ええ?ちょっ…ど、どうしたんですかその格好」
「大雨で服、濡れたにしたってそんな…っ///」
(対応したのは大学生くらいの青年のバイト店員)
(声をかけられ振り返ってみればそこには一糸まとわぬ未来がいて、驚きと同時に顔を真っ赤にして、とっさに目を逸らす…)
(けれどそこはやはり男の本能か、チラチラと未来をチラ見していて)
「はいぃ?!こ、コンドー…いや、それは…あ、ありますけど、こんな日にその格好でって…」
「…こ、こちらの棚に置いてるのがそうですけど」
(この状況では流石にコンドームも売れ行きが悪いのか残っているようで未来をコンドームの棚まで案内して)
「…あ、あの…もしかしてこれから使うんですか?その格好も…わざと…?」
(棚の影になって少し他の客の視線が減ると、店員が思い切って未来に質問する)
(それでなくても美人の未来は目を引くのに、全裸なのだから、少しづつ興奮し始めているのは明らかで)