む。あぁ、そういう役目を仰せつかっているが。
(声をかけられると足を止めて相手の顔を見ながら頷いてみせる)
(鎮守府内で働く姿を見たことは確かにあるが会話を交わした覚えは無い)
(名前も当然知らない相手に馴れ馴れしく話しかけられ、更に下着が無いことまで指摘された)
(自然と羞恥心が湧き出て、視線を意識してしまいながらそれを隠すように平坦な口調)
……っ。な、なにをっ!?
(それも一瞬で、唐突にズボンから曝け出されたモノを見て、目を大きく開き声が上擦る)
(動揺を隠す余裕も無いほど狼狽えながら顔をあっという間に真っ赤に染めていく)
なっ、舐める……っ!? コレを、かっ?!
い、いや……恥垢がそういう意味とは……っ、ぃ、いいやっ!
この磯風、任務を放棄するようなことは決して……っ!
(更に告げられた任務の意味する内容を聞いて愕然とした気持ちになっていく)
(それでも司令からは頼まれたら断るなと言い付けられている)
(任務を投げ出すわけにはいかないという強い責任感も発揮して、逃げ出したい気持ちを抑えようとする)
(作業員の前で膝を折って腰を屈め、視線の高さを落としていく)
(見下ろしていた男性のモノが目の前に迫るようになると、顔が引きつってしまう)
こんなに、溜まる物なのか……?
何日も洗っていないとしか思えないのだが……
(顔を寄せていくと刺激的な臭いが鼻腔を擽り、眉の間に皺を刻んでいく)
(薄く色付いた唇を開いて舌を出すと、恐る恐るそれを先端に近付けていって)
ん……ぅ、ぐっ、ぅっ……
(まず軽く舐めてみながら、その時付いた白いカスを口の中に入れて味を確かめ)
(ようとしてすぐ、その強烈な味に目尻に涙が浮かび、口を手で塞いで吐くのを堪える)
(苦戦しながらも何とか唾と一緒に飲み込んで)
けほっ……けほっ、……んっ
(軽く咳き込んでからまた舌を伸ばしてゆっくり舐めていく)
【そういうことになるな。ではよろしく頼む】