>>29
……ん、もう行っちゃったよ。
こっち振り返ったりもしてないから、気付かれてないだろ。ほら。
(自販機の横から一の顔だけ覗かせて、通り過ぎた人の後姿を確認させて)
でも、まさかあの人も、こんな格好の女の子がいるなんて思ってなかったろうな?
(そう言いながら、その他に人がいないのを確認すると)
(一の手を引いて物陰から出させ、遠ざかる後姿にその全裸の姿を向けさせて)

さーて、それじゃ楽しいお散歩の続きだ。
こっちの方が、人が少ないかな…
(本当に犬にするかのように、一の頭をぽんっと一撫ですると)
(改めて、周囲に気を配りながら手を引いて目的地へ歩き出す)
(途中で何度か人と擦れ違うものの、一の小さい身体を隠して誤魔化しつつやり過ごす)

…さ、着いたぞ。
さすがにこの時間じゃ、人は少ないな…
っと、こっちだ、一。
(公園に入ったところでまた人の気配に気付いて、生い茂る大きな木の陰に一緒に隠れると)
(道の向こうから大型犬のリードを引いた人が歩いてきて)
…ほら、今の一、あの犬さんと一緒だな?
裸で、散歩に連れてこられて…
(それを木の陰で覗き見ながら、一の背後から耳元でぽそぽそと囁く)