>>46 夏目
【#04「八ツ原の夜」】

アホ!料理のコラボに決まっとる!
(夏目にじーっと見つめられ)
ゴッホン!
(わざとらしく咳払いをして)
お前も少しは新聞を読んだらどうだ?
わざわざ外国に行かなくとも情報収集ぐらいは可能だぞ。
レモンであっさりも悪くはないが…
えーい!もうソースなど何でもいいから早く食わせろ〜
腹、減った〜

>誰かがやらないといけないことだよな。
(神妙な面持ちで話す夏目に)
珍しく素直だな。
そこまで言うなら墓参りぐらいしたらどうだ?
最近はめっきり行ってないが昔は散歩コースに墓が含まれておったなー
(遠くを見る目で、墓に置いてある供物を食ってた記憶が蘇る)
何だと!どこがズレてるのだ?答えてみろ、夏目!
まったくお前と一緒にするなよ。
(夏目よりずっと長く生きてるこの大妖に向かって暴言を吐きおって!)
(ぷいっと横を向く)

全部って塔子の作る飯に比べて品数がひじょーに少ないではないか。
(嘲笑う)
だいたいお前が飯を作るのは人に喜んでもらいたいからだろう?
料理のレパートリーが広がって何が悪い?
だからこそこうして田沼にも喜んで貰えるのだぞ。
田沼の誕生日?9月…じゃなかったかな?だと?
(強い口調で言う)
その様子だと母の日、父の日同様にまた、な〜も考えてないな。
夏目、田沼からプレゼントや手作りデザートを貰ってるのだろう?
(やや呆れた表情で鈍臭い奴めと小声で呟く)
大人しくだと!アホ!かき氷機を捜してやってるというのに!
豚汁?グルメな私に味見してほしいのか?
(突然、自分の腹がグーと鳴る)
出来上がるまで後どのくらいかかるのだ?