でも豪快にって……私そんなに粗野に見える?
(心外だ、とでも言いたげに少々むくれ気味)
ん……これもあんまり変わらないわね。
(グラスに挿さったストローを咥えてはみるもの、大きく裂けた口では液体を吸い上げるのは難しい)
じゃあそれは後で試してましょ?
(頬の膨らんだ相手の顔を見つめてニヤリと口角を上げる)
それはそうと……頂くわね。
(前脚で押さえた肉の匂いを嗅ぎながら嬉しそうな顔で)
(肉をそっと咥えると、押さえ付けた骨から器用に剥がしていく)
(脂が飛び散ったり、口の周りが肉汁塗れになったりはしないようだ)
ふぅ……美味しかったぁ、ごちそうさま。
(一分と経たない内に平らげて、満足そうに舌舐めずり)
(お世辞ではなく本当に美味いと感じた様で、残った骨には肉片一つ残っていない)
………なぁに?
(くすくす笑いながら身を任せて)
さっきの方法、試してみる?