(人間が服を脱ぐのを見るのは初めてで、その不思議さに目を丸くした)
なるほど、普段はこういうものを身体に身につけているのですね
(脱ぎ去られた服に頭や尻尾を通して、ふんふん頷いてみる、そして)
……人間のこういう身体を見るのは初めてです…
(するりと身体を伸ばすと、股の間にある奇妙なふたつの物体を、やわらかな下あごで撫でてみる)
これ、なんでしょう……
(でもきっと大事なものなのでしょうね、と自分の尻尾の先の宝玉を見ながら呟く)
…う、んっ……
(勝手に納得したり感心したりしていると、急に自分のものに刺激が走って)
うう、人間は手があってズルいです……
(指で撫でられる感触は初めてで、人間の顔を恨めしそうに見たあと、ぶるっと胴体を震わせた)
わたしからも、いいですか…?
(するすると人間に近づくと、脇の下から胸、腹へと、やわらかくてすべすべの胴体を這わせる)
(そして、人間の雄の目の前に顔を近づけ、舌でぺろりと舐めた)
おもしろい味がします……
(かぷりと亀頭部分だけを銜え、鈴口を舐めながら、大きな口でゆっくりと回すように撫でる)
こんな段になった場所、わたしのにはないです…
ひょっとして、気持ちいい場所だったりしますか?