>>7
白薔薇ファミリーは本当に似たもの同士の集まりなのね。
私もお姉さまに出会わなければ、あなたが言うように激情もなく淡々と暮らしていたんだと思うわ。
だからお姉さまのおかげ。私はお姉さまに上手に甘えられなかったから
その分、少しだけでもお姉さまのぶんを乃梨子に与えてあげたいの。
(くるくる、とした髪を指にとられると目を閉じて、それを受け止めるように微笑んだ)

そうね、今は私と乃梨子の関係性はそれでいいと思う。
曖昧でもいいわ、乃梨子もゆっくりと私の傍で成長してくれたら嬉しいわ。

…………ふぅ。
(ほんの数秒の邂逅、けれど数分にも感じられる感触がゆっくりと離れると唇を笑みにする)
(指先を握り、もう一度をセカンドキスを奪うように、角度を変えて柔らかく瑞々しい唇に重ねる)
……ん、ん……。どう、だった?すこし苦味がなかったかしら
(一度目は衝撃だけ。二度目は肉感を受け与えるように湿り気のある粘膜を重ねあわせ)
(体中の血液が激しく流れこむような感触に頬を赤く染め、首を傾けて尋ねる)

>>8
私も乃梨子も少し奥手のところがありますから。
お姉さまの大胆なところ、すごく羨ましいです。
いまも、それにこれからだって甘えさせてもらいます、私は分かりづらいかもしれませんけど。
(一瞬言い淀んで、これからだってお姉さまの傍にいたいという言葉は飲み込んで)
お姉さま、乃梨子は膝に座らせてあげてください。
(お姉さまにいつもより強めに伝えながら、自分が付けてたマフラーを二人の首に巻くようにして)
心地良い関係も、大切な時間も、もっとはっていうのは無いかもしれません。
ですがこれから、という言葉はあってもいいんじゃないでしょうか。
(相変わらず乃梨子を挟んで乃梨子と結ぶ指とは別の手で絡め、髪をなぞる手を受け止める)

以前、お姉さまは私に言ってくれました。卒業してもずっとお姉さまだって。
じゃあ今だって、お姉さまは私のお姉さまです、だから――。
(マフラーに自分も通して自分は腰立ちでやや苦しい姿勢ではあるが、三人の顔がよく見える距離まで近づく)
今日だけでも三人で、こうして優しく睦み合うことを許してくれますよね。
(乃梨子からやや顔を動かせば、お姉さまの表情があり、その頬にキスして、そのまま滑るように口付けを交わす)
ん――ん、ぅ……乃梨子、の味…、すこし甘くありません?

【やや強引ですけど私の我儘、通させてもらいます】