一歩引いた分は妹が半歩詰め、手を差し出すと。
ずっと前の志摩子はそうでも、今は違うでしょう?
以前はきっと、側にいてもできなかった…あ、寂しがり屋は今もそのままでもいいわ。
この先は未定、いいわね、自由で幾らでも予定は書き込めるもの。
(髪を離し、握り返して)
今度は志摩子がそうする番。暖かい手で、暖めて。
いない人間は驚きようがないわよ?いざ会えば、もちろん驚くでしょうね。
でもそれ以上に…喜ぶからいいじゃない。
(今の志摩子みたいに、と囁き)
んっ…ふっ…んん…はぁっ…溶けちゃうかも、乃梨子ちゃんが。
(微かに舌共にはいった唾液を嚥下し顔を寄せ
そのままセカンドキスを見守る)