好き、嫌いというよりも…
ほんの少し前まで世界のだいたいがどうでもよかった。
今でもそうだけれど、それでも今は知ろうとか、楽しんでみようと思うようになったから
ずいぶんと生きやすくなったとおもう。
今ぐらい生きやすく、高等部を最初から過せていたら…とか
それならあんなこともできたんじゃ、そう思うことがあるだけのことよ――…もちろん、リリアンは大好きだ、大好きになれた。
名無しが今どこで何をしているかなんて知らないけれど、
見方1つ変えれば何か新しい発見があって充実する方法、見つかるかもしれないわよ。
とりあえずは…そうね、一歩ひいてみるつもりで高台や山の上から町を見下ろしてみたらどう?
不思議な気分になるかもしれないわよ。