そして数年の雌伏の歳月を経て独立の好機が巡ってくることになるのです。
この方は進んでじゃなかったかもですが気にしません。
遥遥海の彼方から東の果てまでお疲れ様です。
帰りにマリア様に豆大福を備えますので信心を褒めてくださいルイス様。
(アーメンと祈りの言葉を唱えてみる。神様と喧嘩中の人の前でも遠慮なしだけれどそもそも信者ですらない)
左右に揺れているかもです。にゃぁーお。
白薔薇家の猫の役目は黄薔薇様からお弁当箱を死守してお届けすることになりそうです。
皆で必死に換気するのはご免こうむりたいかぎりです。
………っ………そ、想像も…いえ………
(嬉しい。間違いなく嬉しい。志摩子さんのキスも嬉しかったし先代様が頬にしてくれたのも嬉しかった)
(少し前までは想像できることではなかったけれど今はそれがわかる)
失礼を先代様。ではこれが孫の孝行の一つと思って受け取ってください。
………ん………
(表情を緩めると少し不意打ちかなぁ…と思いつつも先代様の唇をそっと塞いだ)
(とても照れくさいけれどはにかむような笑みを浮かべ)
>>18
ん、でもさ。便乗っていうけどさ。
志摩子さんがここまで大胆なのはきっと私の便乗じゃないと思うよ?
今じゃ私が引っ張られまくり。やっぱり志摩子さん私のお姉さまなんだなって…思っちゃった…
ん……
(頬や鼻先に吐息が触れる。吸い込まれそうなほどに美しい端正なお姉さまの顔立ち)
(ドキドキする。胸が高鳴る。幾度唇が触れ合うたびにそれが強くなっていって)
(毀れた汗が伝い落ちていく)
ま…ね………妹は優秀なのです。
ふふ……ん…好き…大好き………二人とも……っ…!
(もう一度口に出すのは照れくさいけれどそっち呟くようにした)
(甘く溶けるような口付け。絡み合う瞳。触れ合う胸は鼓動を伝えている)
(どきんどきんと心臓の音が重なり白薔薇の姉妹たちは心を共にしていると信じて)