>>43
(可愛く押された手は逞しい胸板を突くけれど、…うわっ力弱っ、お嬢様だなぁ)
(けれど、ここま真姫ちゃんのご機嫌を損ねないように尻もちしてみる)
(慌て顔の彼女を見上げて、アハハと苦笑しながら立ち上がり…)

はふぅ、……痛たたた、真姫ちゃんイキナリだよ、はは自分のほうもイキナリだったかな?
でも仕方ないよ、誰だって真姫ちゃんと仲良くなりたいって我慢できなくなっちゃうと思うし
真姫ちゃんってそれぐらい魅力的だから、……それは自分でも知ってるでしょ?

(言いながらその繊細な手を痛くしないように掴み、指を絡めて壁に囚われのお姫様みたいにして)
(彼女のあごをクィっと持ち上げてこちらを向かせる)

顔小さいね、……まつ毛も長くて、まるでお人形さんみたいだ
それにこの唇も艶やかで吸い込まれそうになる…
真姫ちゃん、まずひとつ目のおねがい、……真姫ちゃんの唇、欲しいな
(そのまま唇と唇を重ね合わせ、舌先でくすぐってその結び目を丹念にほどき)
(ちゅくちゅく音を立てながら、口腔で慌てて逃げ惑う真姫ちゃんの舌を追いかけ、組み伏し)
(唾液に塗れながら、愛で尽して……)

っちゅく、……真姫ちゃんの唇
キスだけで感じちゃった?頬、真っ赤だよ…?