>>218
>>221
>>224
(寝台の上、薄絹のシーツに包まれて眠る熾天使は答えない)
(ただ、褐色の豊満な肢体をくっきりと浮かび上がらせ、無自覚に牡の欲情を煽るばかりである)
(男の手がシーツに潜り込み、受肉した聖霊の肉体に触れれば、しなやかにくびれた腰から続く瑞々しい腿と)
(生意気に上向いたヒップの豊かな肉付きが、肌理細かい肌の麻薬のような滑らかさと共に男の手を楽しませる)

(しかし、どれほど男がいやらしく手を這わそうとも、最高位の熾天使の、幼さと冷厳さを湛えた)
(美しいかんばせには欲情の色が宿ることはなく、無垢な寝顔を見せるばかりである)

(それは男の手が、男の腕が一抱き出来そうな細い腰と、対照的な肉感的なヒップを)
(散々愉しんだとしても変わらない。彼女は生殖など必要のない天使である筈なのに)
(その肉体の造形は男の為に造られたとしか思えぬ程に蠱惑的なフェロモンを纏っていた)

(やがて男の手が、あまりにも細いウエストで支えるには不釣り合いなたわわな双丘に伸びる)
(ミカエルは動かない。純真そのものの顔で、牡を誘う肉体にシーツ以外は身に纏わず)
(ただ、男の欲望に身を任せるばかりである。過度に大きすぎず、けれど肢体の細さから見れば)
(十二分以上に大きく豊かなバストがずしりと男の手に触れる。指先で肉の重みを受け止めれば)
(自然と指先が沈んで弾かれる弾力と柔らかさを備えたそこは、男の指をしゃぶるかのように)
(男の愛撫に合わせて形を変えながら、卑猥、淫猥といった天使からは一番程遠い動きで)
(指先に合わせて踊ってみせた。ミカエルは動かない。そして動かずとも、牡を感じさせてしまう)
(極上の雌肉を備えた、幼い顔立ちの女熾天使だった)

【ここまでで半分だ、連続でいくぞ】