>>959
【この通り展開はゆっくりめにさせてもらったし、長くなってしまったからな…】
【返せるところだけで構わないから、こんな感じでもよければ…よろしく頼む】
【あと、今日も時間を作ってくれたことに感謝する。ありがとうな】

>>928
【俺も突然の告白で駆け足過ぎる展開であって、これでいいのか…とも思っていたからな】
【主がうまく返し軌道修正する機会を与えてくて感謝はしているが】
【この通り前置きみたいにした方がいいと思い、余り進められてはいないが…こんな感じでもよいだろうか……】
【聞いてばかりだが、それだけではなく、とにかく俺は楽しんでいるということは伝えさせてくれ】

はっはっは。
俺は普段から冗談めかしたことを言っているからな。
主がそう思うのは何ら不思議なことではないが。
(灯りが消え、夜の帳が降りてきている暗闇の中でも、彼女が戸惑っていることは見て取れるようにわかり)
(行き過ぎてしまったのではないかと、空気を読んで、柔らかくそして明るく振る舞おうとするが)
(やはり上がってきてしまっている気持ちだけは止められず、距離をつめてしまおうと口元を近づけていってしまうが…)
は、はは、そうだよな。
主に魅せられてしまった俺がしようとしてしまったことだからな。
謝ることなど何もないぞ。
というより、しっかり考え、気持ちを話してくれて俺は嬉しく思っているからな。
──気にすることはない。
それに突然のことで、驚かせてしまったとも…
(触れようとするのを遮らられてしまうと)
(ついた灯りは、その時だけは少し悲しげに瞳を潤ませるように震わせていることや)
(なんとか心を落ち着かせるように、すぐに表情を緩ませると)
(無理をさせているであろう主のことを気にかけるている様子までもを照らし出し)
(彼女の頬に添えるように片方の手の平を伸ばすと、優しくそっと触れて大丈夫だと伝えたそうに首を振り)
それなのにな。
こんな時であっても俺を気遣うことを忘れていないだろう?
だから主はやはり優しいと俺は思っているからな。
けど、もう一つだけ願ってもいいだろうか?
今だけで構わぬから、まだ話せていない俺の抑えられなかった気持ちを聞いて欲しいんだ。
聞いてくれるのであれば、もうそれ以上、望むつもりはないから――
壊れぬようにするから、もう少しだけ踏み込むのを許して欲しいんだ。
(主従関係を考えれば、大人なしく引くべきだということは分かっていて)
(そう行動すべきと振る舞ってはいるが)
(彼女のことを、思うからこその胸の痛みは――やはり好きであることなんだと隠せそうにはない)
(でも、だからせめて伝えたいことを聞いてもらえたら、諦められて)
(これからは、想いを一人で抱えながらも、彼女の主としての立場だけを尊重していけると思い)
(抱き寄せて力を込めていた片腕の力を弱めると)
(朗らかながらも、自らの主への想いで戸惑わせてしまっているのを申し訳ないと思いつつも)
(縋るような複雑な面もちで――でもしっかりと願いを口にした)