>>86
(店主は話しかけてきた砂夜の身体を相変わらず無遠慮に眺めている)
(それでも話は聞いていたようで、言葉が終わると頷いた)
「旅の人なら仕方ねぇよな。ちょっと待っててくれよ」
(優しい微笑みのような物を見せてから奥に引っ込んで行く店主)
(その顔は砂夜の見えない所で何かを企む笑みに変わっていた)
(しばらくして戻ってきた店主が持っていたのは、細長い物を巻物のように巻いた物だった)
「見たところ鍛えてなさそうだし、初心者でも振りやすい物がいいよな。
これなんか持ち運びも便利で丁度いいと思うぜ」
(カウンターの上で店主がその巻物を広げて行くと、細身だが長さはそこそこある片手剣の形になる)
(ただし薄くしかも柔らかくて一見すると武器として使えそうにない)
「勿論このままじゃ使えねぇ。
だけど、持ち主がこの柄の部分を握って力を入れてやるとたちまち硬く膨らんで武器になるんだ。
テストしてみたいんだろ? 試してみな。気に入ってくれたらタダでやるぜ」
(店主の言ってる内容に偽りは無い)
(だがこの剣には隠された秘密の特性があった)
(その特性とは、秘密を知っている者が念じれば、自身の性器と柄の感触をリンクさせることができるという物)
(当然、砂夜にテストを促す店主はその特性を利用して既に感覚をリンクさせている)
早速武器を握らせてもらおう
軽くしごくようにすれば硬くなりやすいはずだ
硬くなった後も擦ったりして愛おしむように握ってあげよう
(砂夜が柄を握ると柔らかくゴムのようだが芯のある手触りを覚えるだろう)
(握りしめて力を入れるとたちまち血が通ったように硬さを増し、ゴツゴツとした硬さを持つようになる)
(刃の部分も厚さと硬度を増して武器として信頼できそうな輝きを放つ)
(砂夜が擦れば店主はやや呻くような声と共に前屈みになる)
(柄を握りしめる砂夜の手を見つめながら満足そうな表情を見せるはずだ)
テストが終わればしっかり感想を伝えて礼を言うように

【置きレスだね。返信を確認次第、指示を出させてもらうよ】