>>210
『そうだな。でも緊張するけど、その分楽しめるぞ』
『安心してくれ。俺がしっかりリードするから、葉月は俺に委ねてくれればいい』
(ペースに引き込めたことを確かめ、使い魔は一気に進めていくことを決める)
(優しい言葉を装い、葉月の身体を自由に操るために主導権を握る)
『目を閉じて、上を向いて。肩の力を抜いてくれ』
『恋人のキスをしっかり味わってくれよ』
(葉月に指示を出してそれに従えば、顔を寄せてゆっくり唇を重ね合わせた)
(軽く触れ合わせ、葉月の唇を奪った感触を味わいながら押し付ける)
(さらに唇を少し開いて舌を出し、葉月の唇の合間をなぞって中にねじ込んだ)
(葉月の口内に入り込んだ後は舌に絡みつき、口の中を舐め回す)
(手慣れた巧みな舌遣いで口の中を陵辱し、涎が垂れるのも気にせずしばらく続けた)
(その間に、葉月の背後には白いベッドが結界の中にいつのまにか出現していた)
『……ふぅ。気持ちよかっただろ、葉月?』
(ようやく唇を離すと満足そうな顔で囁きかける)
(そして肩を掴んでいた手に少し力を入れて葉月を後ろ向きに軽く倒した)
(背中からそのまま倒れ込めばベッドに仰向けに寝ることになる)