>>76
【取りあえずダンジョンに行く前に…本来のリアクションをする様になった私の】
【街中での生活…ダンジョンでのモンスター討伐以外の仕事なども書くのはどうだろう】

ん…ぁ…私…は?っ?!け、けけ…ケイン殿…はっ!
(先日ギルドで鎧、衣服の着用の検査を受けた際に…痴女然とした振舞いから)
(ひょんなことから解放される事になった私であったが…)
(その解放される前までに街中で多くの人間の目の前で考えられぬほどの痴態を晒していた)
(己の情けなさに耐えきれず…結局ケイン殿に迷惑をかけてしまって…)
(それでいて尚ケイン殿はそんな私でも仲間として受け入れると…)
(〜〜〜〜ッ!私はまたあんなはしたなく乱れて…何たることだ…!)
(結局ケイン殿に抱かれる事になった私は…翌朝…つまり今…)
(裸のケイン殿に抱きしめられる形で眠っていたところを目を覚ましたのだが…)
ぅうっ…私は…今どうやってここを抜け出せばよいのだ…?
(全裸の状態で裸の男に抱きしめられ…どうしても目の前のまだ眠っているケイン殿の)
(裸を意識せざるを得ず…もし私が起きれば…また目を覚ましたケイン殿はいつもの様に…)
……な、何を考えておるのだ私は…せっかく元の私に戻れたのに…
何とか…ケイン殿を起こさぬように…ベッドから抜け出さねば…んん…ふぅっ…
(身体を少しずつずらしながらケイン殿の腕から逃れ寝台から降りる)
ん…はぁ…しかし…いきなり起きても…この格好でする事等…
(この宿に泊まってすぐの時は…私は朝の稽古として素振りを行う際に宿で使う薪を)
(試し切りなどしていたのだが…今の私はそれをする意識が湧いてこない…)
ほ、本当に…私はこんな格好で…あんな事をしてたのか…
っ…!し、しかし…もし…あの痴女の様な私が…本来の私より強かったとしたら…
この世界に来る前の弱い私に戻されていたりなどは…確かめねば…っ…しかし…!
(以前みたいに…剣を全裸で振ってる姿を人に見られたら…)
(だが…人目には今後…腹を決めてこの格好で…慣れなければ…)
や、宿の人に…良い場所が無いか聞いてみるか…
(そうしてまだ寝ているケインを残し部屋を出るルシーダ)
ぅう…しかし…いつもはケイン殿が付き添ってるか…私がはしたない痴女だったせいで…
堂々と歩けていたが…今は…心細い…っ…くぅっ…?
(階段を降りようとするルシーダだが、すぐ近くにあるドアが開き思わず固まる)
…っ…!ぁ、ああ…と、隣の部屋の…方、か…お、お早う…っ…!?
(隣の部屋を使用している他の冒険者…男だ…ルシーダを見て好色の笑みを浮かべる…)
(そして固まっているルシーダにそのまま近づいてきて…「よう、ケインのとこのルシーダちゃん」)
(「今日も良いオッパイしてるな、ははは…いいモノいきなり見られて今日はよい一日だな」と…)
な、ななっ…や、やめてくれ…そんなに見ないでくれ…ぅう…
(素に戻っているルシーダにこの視線、言葉はつらい…思わず手で頼りなく身体を隠す…)
(廊下での会話を聞きつけたのか他の部屋の客達も顔をのぞかせ、廊下に出てくる者もいる)
(そして真っ赤になって身体を隠し固まっているルシーダに遠慮なく近づいてゆく)
(「夕べもすごかったね、俺の部屋までエロ可愛い喘ぎ声聞こえたよ!」)
(「ギルドで聞いたけど今のルシーダちゃんが素なんだろ?かわいいね〜」「俺もこっちがいいな」)
(「で、結局その格好で生活続けてくれるんだろ?最高の目の保養だな、ははは!」)
(「しっかしよ、結局ケインの野郎専用だろ?うらやましいよな〜」)
くっ…うぅ…と、とにかく…これで…失礼する…!
(足早に階段を降り、宿の受付の所へ向かおうとするルシーダだが…)
(ちなみに宿の一回部分は個室が並べられた場所ではなく、食堂を経営している)
(まだ朝早くのためかそれ程人は多くない…が、それでも数人いた客がルシーダに気づき)
(その内の男達がルシーダの美しい裸身に歓声をあげる)