>>544
ふむ……こんな階層、噂にも聞いたことがない。
(辺りを見渡しても、ダンジョンの中とは到底思えない不思議な世界が広がっている)
どうやら僕が初の侵入者らしい、もっとも無事帰れれば……だが。
(そうなればこの階層の情報は高く売れる。もっと正確に把握するため、食事を摂って徹底調査の構え)
(いくつもの迷宮探索の旅をしてきたレグにとって料理は手馴れたもので)
(即席かまどは早速安定した火力に達し、食材の仕込みに取り掛かる)

これだけ天井?―― いや、空が高ければ外で食べるのと変わらないだろう。
(青空の下で調理するがごとく手早く魚を切り、内臓は取り分けて塩漬けの瓶に入れる)
(平らな石を水で洗った後に火で炙り、
 その間に前の階層で取れた根菜と獣の肉を切り分け、調味料で下味をつけていく)
(それを炙った石で石焼きに掛けると、肉と野菜の焼けるいい匂いが、そこから風に乗り、
 レグから予想し得ない離れた場所にいる住人の鼻先へと、運ばれていく)

―― ! 現れたな……
(この寒さでは、いるのかいないのかレグにとっては不確定だったが……)
(さすがに肉や魚の焼ける匂いに誘われて、中型の獣が現れる)
(獣は前の階層から何頭か仕留めた事のある、それほど珍しいものではなかった)
(レグが落ち着いて両腕のセット状態を確かめ、身構えると、
 中型の獣は後ろ足で立ち上がって己の姿を大きく見せる威嚇行動をとってくる)

僕が何も考えずにこの場所を選んでいると思うなよ……
(言葉など通じるはずもないが、獣と自分以外この階層に居ない寂しさを紛らわせるため敢えて語りかけ)
(じり、じりと予め下調べしていた落葉樹の根元へと後退する……と)
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓!!
(ナナチの双眼鏡からは動きしか見えないが、獣は雄叫びを上げてマント姿の少年に突進する!)


【被りタイプのペニスで了解した。こっちも毛皮の女の子の割れ目に興味持つから、】
【お互いの正規を弄ったりしゃぶったりして遊ぶのもいいかもしれないな。】
【ちなみに自分で味わった経験なぞ無いが、成人雑誌での女性側からの感想によると……】
【「げろ酸っぱ苦い」だそうな。(なるほどわからん)リアルではあまり進んで飲ませたくはならないだろう。】

【ところで、今は見えてないので【】の中で言っておくが、ナナチの作った飲料、不味そうだな……】
【よし、出逢った後に珈琲のような飲み物をご馳走しよう。】
【苦味は苦味でももっと後味の良いものになる。朝の目覚めにいいぞ。】
【アジトの穴の中へ招待されて、まずはこれのご馳走かな。】

【了解した、では僕も今から食事を摂ってくる。20時半を目指して戻るからそれを目安にゆっくり書いていてくれ。】
【もちろん時間を越えても構わん、あくまで僕が戻る時間だ。】
【では後ほど。】