>>673
僕が言うわけ……ない…………
(言っても信じる者がいるかどうかわからないが、
 そもそも信じる者が現れたら、ナナチが白日のもとに晒されるのは―― )
……それは僕としてもそれは許容しがたい。
(子どものような小柄でふわふわ、
 外套を脱いだ時や身体が動くと微かに空気に混じっていい匂いがするほど正真正銘の獣人の存在は)
(極寒の氷原が発見を阻む言わば幻想、唯一心を癒してくれるマスコット的なものとすら思える)
僕が生きてここまで来れたのは、単なる経験とこの身体(機械人形)で確率が上がった程度の幸運だが、
(着脱可能な我が腕をしげしげと見つめて)
生きてナナチと逢えたのが僕が初めてなら、少なくとも今の時点では僕だけのナナチだということだ。
……これは大切にしたい。
(勘違いした意味に取られかねない事もよく考えずに、
 ただ他の者に知らせることは勿体ないということを理論立てて説明しようとするレグ)

うむ。よろしく頼―― あっ、ちょっと待ってその手……
(情報交換の取引が成立した相手と握手をするが)
さっきコーヒーを貰う時も気になっていたんだが……
(その手が肉球と爪のある可愛い獣手だったのをよく見ようと、握手から離そうとしない)
おお、ふわふわだ……なんかちょっといい匂いもする。
(爪先を触ったり肉球をぷにぷにしてみたり)
(あまつさえ腕をたぐり寄せて、動物のペットにでもするように鼻を近づけて)
ふんすふんす……
(と腕の毛皮の匂いを嗅いだりしてしまう)


【おお、すごくいいぞ……ナナチ、ありがとう。】
【相手の特徴というのは、特に萌えポインツな所は極力こっちで書かないようにしているのだが、
 (書くと小説みたいになってしまうというか…自分で書いた内容に自分で萌えるというのがどうも慣れなくて)】
【こちらの行動上どうしても書かなければ表現できない時は仕方なく先に書いたりするのだけど、
 その時は結構辛かったりしててな……】
【その点今回は具体的に感じ取れて、とても助かると同時にナナチ好き好き!ってなってしまうくらいだ。】
【ナナチからはそういう要望はないのだろうか?
 こういうのはなかなか自分では気付かないのはわかっている、あればぜひ要求して欲しい。】

【あっいかん……時間と本題が;】
【本文上の僕(レグ)が調子に乗ってしまっているが、アジトに行くのには同意済みだ。】
【適当に突き放して案内を開始して構わないぞ。
 でないとずっと獣の腕にすりすりしたまま付いていってしまいかねないからな……(恐ろしい)】
【今夜はここらあたりで凍結ではどうだろう? 僕は木曜か金曜を空けている。】