>>703
この粉は焼き方によってはいろいろな使い道がある。
究極の節約生活のため、これを小さくちぎって湯がいて食べ物にする者もいたという話だぞ?
(おそらくナナチには想像不能な謎のデータベースは、
 火と水しかない状況でも立派に食材となる小麦粉の万能性を示している)
元は小麦という実から引いた物だが……おそらく肉・魚意外でも多くの探索者に携行されていたはずだ。
(話している間に、いい匂いの丸い焼け生地は裏も狐色に焼けてきた)
(湯気の出るそれをナナチの前に置いた皿にあけて)

まだ少し待ってくれ。
本当は固形乳などをこの中央に置いて彩るが、それが無くてもこの上にこいつを……
(皿の上で湯気を立てる狐色の焼き物に、糖蜜を中心から垂らしていくと)
(甘い糖蜜は中心から広がり、焼き物の淵側から皿に垂れて、
 ダンジョンにはあまり見られないちょっとした豪華さも演出される)
さぁ出来上がった。 ホットケーキと呼ばれるものだ。
僕は2枚目を焼いているから、まずはナナチ、食べてみてくれ。
(乳で溶いた粉はまだボウルにいっぱいある)

これは食べたい量に合わせて大きくも小さくも焼ける、つまり食事にもおやつにもなれるということだ。
(ホットケーキは、卵と小麦の香ばしい甘さと糖蜜の甘さが交じり合って、
 おそらく見たことも食べた事もないと思われるナナチの鼻先で、湯気を立てている)


【うむ、パンケーキよりはちょっとふかふかめの、ホットケーキにしてみた。】
【これもコーヒーに合うと思ってな。どうだ?(マントの代わりにエプロン姿で腰に手を当て)】
【飯テロだが寝る前にいっぱい食べてはイカンぞ。】
【ところで、よゐこ濱口のちねりネタも入れたがダンジヨンのサバイバル料理として通用するかどうか…(←】

【時間が微妙になってしまったな、今夜はここで凍結するか?】