>>92
こちらの攻撃が思うように当らないわね
今日に限ったことじゃないけど、この魔女、以前に逃がしたことがあるからだわ…
(私が今戦っている魔女は、今日初めて戦う魔女ではない)
(数日前に一度遭遇しているが、その時は使い魔に足止めされ、逃がしてしまったのだ)
(そして、今日、再び遭遇し、今度こそ倒そうとして奮闘していた)
え…?
(唐突に声をかけられ、攻撃の手が思わず止まってしまう)
(自分以外に誰もいないと思っていたこともあり、油断していた)
私の名前を知っている…けど、あなた、前にもどこかで…
(現れた男には見覚えがあり、誰だったかを思い出そうとしたが)
(男が発した言葉ですぐに、あの日の記憶が蘇った)
まさか、あの時、私を人質にした……どういうこと……!?
(あの日のことを思い出して動揺してるところへ、追い打ちを掛けられる)
(この男…強盗犯は何故か、魔女の口づけを受けながらも自我を失っていない)
(それどころか、囚われている他の人間に対して危害を加えようとしていた)
なんでお前が…いや、それだけじゃない…どうして魔女に加担を…

【以前、生徒手帳をから名前を見られてたってことにしておくよ】
【私も合わせられるよう善処するから宜しくね】