>>95
大丈夫、私もなんとか……
でも、確かにこのインナーは快適ね。
動いているのが気持ちいいぐらいに。

(その後もレッスンは続く……)
(普通なら休憩の1回や2回は入りそうなぐらい)
(長時間にわたり運動を続けている)
(しかし、トレーナーから次の指示が入れば、)
(反射的に体を動かしてしまう)

(脳に酸素が行き渡らなくなり、意識がもうろうとしてくる)
(そんな中、トレーナーの指示だけがはっきり聞こえ)
(その指示通りに体を動かす)
(もう、頭の中には「命令に従う」ことしかない)

「よーし、もういいぞ、今日はここまで」

(その指示とともに、倒れるように床に寝そべる)
(もう何も考えられなくなった頭に)
(アイドルとしてこのインナーを身につけることが)
(嬉しく、楽しく、そして気持ちいいと刷り込まれていく)
(同時に、アイドルとして誰かの「命令」に従うことは当然であり、)
(命令通りに行動することは気持ちいいとも刷り込まれる)

すご……い、ハードだっ……た。
響子……ちゃん、はあ……はあ……