>>57
…ウーフ、ありがと…。
(ヤファはにっこりと微笑んで、ウーフと出会えたことに感謝しているようだ)
(何しろもしも出会えなければ、きっと今頃生きてはいないか…)
(生きていたとしてもこんなに美味しい物を味わえる状態ではなかっただろう)
(それを思い出して、ヤファはぎゅうっとウーフの手を握り)
(ウーフにすっかり依存してしまっていることに、ヤファは気づいていないようだ…)

ひと、いっぱい…。
(ドラム族のような姿をしているため、ほとんどの人は気に留めていないようだが)
(それでもドラム族と冒険をよくしている人物は、その珍しい姿に足を止めて振り向いている)
(肝心のドラム族のほうは、あまり気に留める者はおらずぴょんぴょんと跳びはねて移動しており)
(たまに出会っても、人間よりもずっと早い動きでシュタタ…と駆け抜けて見えなくなってしまう)
(誰にもばれていない、そのことにヤファはほっと胸をなでおろし…)
(ぎゅうっとウーフの大きな手を握ったまま、尻尾をふりふりと揺らしながら)
(大好きな人と自覚はしていないものの、ヤファはウーフと一緒にいることにとても安心しているようだ)

にゃ…。
(ウーフが待っているようにと口にすると、ヤファは頷ききょろきょろと周りを見渡す)
(周囲には武器やご飯などを売っている露店も多くあり)
(大きな猫じゃらし等を本当に安く投売りしている商人も多いようだ)
(どうやらとてつもない力を持った武器など以外はとても安く取引されているようでもあり…)
(ヤファはそれらの露店を眺めながら、ウーフの買い物が終わるのを大人しくまっている)


【はいにゃ!一緒にでーとにゃ!】
【人によるにゃ…。カートブーストとかニャンジャンプで凄いスピードで移動する人もいるし】
【ジプシー?なら、スイングダンスで加速したりするにゃ…】
【速度上昇ポーションっていうのがあって、ぶんぶーんって音を立てて瞬間移動みたいに移動する人もいるにゃ!】
【でも速度上昇ポーションはちょっと高いにゃっ】