>>60
どうだ……?
気に入らなければ、別のを探してやる。
(鎧とか戦闘に使える衣装ではないので、気に入ってくれるかどうかはヤファ次第)
(やはり気になって、着替え終わったヤファのほうを見ると)
うむ……うん……?!
(こっちはいい大人な手前、態度には出せないが、恐竜コートを着込んだヤファはとてつもなく可愛らしい)
(一応目的としては尻尾が目立たなくなり、ヤファの気にしていたドラム族らしくない雰囲気も緩和されている)
(なによりも、フードの中からドラムらしく猫口が出た様子とその顔に見上げられると)
ああ、喜んでくれたようで、何よりだ。
(抱きついてくる恐竜コート姿のヤファを、ワーウルフの大柄な毛皮の懐で受け止めてやるしかなくなる)

とても可愛いぞ。ヤファは狩りをしているよりこの姿でいるほうが、似合う……
(ぎゅっと抱いた肩越しに見える、コートの裾から金色の尻尾が飛び出して揺れる様子は)
(ヤファが成長するまで守ってあげる対象でなければ、
 コートの中の尻尾やお尻をつい撫でてしまっていたかもしれないくらいの、たまらない可愛さ)
(ヤファがコートの全身を見せたそうにする気配を察して放してやると)
(椅子の上でくるりと廻るヤファに近づき、
 ドラム族の特徴がなくなった子どもファションを、うんうんと頷きながら観賞している)

何か、前よりヤファの特別な感じが増したようにも思えるぞ。
きっとヤファらしさが引き立っているのだ。
(それが何かはコートを選んだウーフ自身にもわからないが、とにかく前より抱きしめたくなった事は確かで)
(椅子に立つ足のレギンズから、尻尾で多少持ち上がったコートのふち、
 背中の装飾の棘から猫耳をすっぽり包むフードまでをぽふぽふと撫でて感慨に浸っている)


【この後のことを決めてなかったな……
 椅子だけでなく、子どもサイズなら上にあがって跳ねたり寝転んだりできるベッドもあるから、】
【このまま一日ヤファの恐竜コート姿を披露してもらって、冒険に出るのは翌日にするか?】

【ひ、暇つぶしなのか…… まぁ街中で、シュバーッとかボワーンなんて音も賑やかで良いものかもしれないな。】
【というわけで今夜はここで凍結を頼む、夜遅くまで待ってもらってありがとう(コートの中のお尻撫で撫で)】