>>23
そんな、卑怯よ!!
も、もう……私を……私を犯したじゃない!!
(一度セックスをしたら終わりとも人質を解放するとも一言も言われてはいない。)
(全て華澄の勝手な思い込みに過ぎない。)
(しかし今の華澄は一刻も早くこの地獄からの解放を願っていた。)
(それほど追い詰められていることがよくわかる。)
(この男がどれだけ性欲を持て余していようがそんなことは関係ない。)
(執拗に辱められ、処女を奪われ、挙げ句汚濁の体液を浴びせられてしまった。)
(一人の女性にこれほどの恥辱と屈辱を味わわせておきながら、まだなお嬲ろうとしてくるこの男に憤りを隠せない。)
(それも少女を人質に……である。)

いやよっ!!
(唐突に握らされたものを慌てて振り払う。)
(自分を純潔から訣別させたペニス……。)
(触れるどころか見るのも忌々しいに違いない。)
(既に二度も精を放っているにも関わらず、それは早々に回復して天を突き、さらに女肉を狙って揺らめいている。)
(ドロドロの精液の残滓を纏って不気味に黒光りしているばかりか、ところどころに華澄の血液まで付着させて禍々しさを増幅させていた。)
(手を放した後も、悍ましい熱感や体液の感触が手のひらにありありと残っている。)

ぐっ……!!
あなたは……あなたは最低のクズだわ!!
(自分がここまで口汚い台詞を吐けるのだと華澄は今初めて知った。)
(しかし目の前の相手を罵れば罵るほど、その男に全てを奪われたばかりかあまつさえ女の悦びまで味わわされた惨めさが蘇ってくる。)
(最低の人間にイキ狂わされた……その事実を打ち消さんと、華澄はもう半狂乱になりながら汚れた体液を掻き出していた。)
(だがそんな女を襲うのは次なる悲劇でしかない。)

い、いやっ!!
(いきなり背後から抱きすくめられ、反射的に体を硬化させる華澄。)
(処女から脱皮させられたとはいえ、異性に密着されただけで初な反応を示してしまう女を手込めにすることなど、この少年にとっては造作もないことなのだろう。)
(「また中に出せばいい」、明確な言葉でもって危機を知らしめられ、女教師の双眸が恐怖に見開かれる。)

や、やめ……いやっ……むうぅっ……!!
(抵抗も虚しく無理矢理後ろを向かされた泣き顔に憎き男の顔が重なってくる。)
(あっという間だった。)
(素早く、かつ正確無比に唇を捕らえられ、激しく吸い付かれる。)
(呆気に取られる華澄の歯列をこじ開けて、舌がヌッと口腔内へと滑り込んできた。)

むっ!! んっ!! んんんっ!!
(侵入してきた舌を押し出そうと必死に自らの舌に力を込め、イヤイヤをするようにかぶりを振りたくる。)
(これ以上この男に好き勝手させるわけにはいかなかった。)

【レスが遅くなり本当に申し訳ありませんでした。】