【ありがとうございます。では、宜しくお願いしますね】
(消灯時間を過ぎ、電気の消えた病棟内を巡回する沢子)
(ちょうど、真の病室を通ったところで、ガサゴソと物音がしたことに気づく)
あら…?本間さん?
(時間が遅いのでノックをせずにドアを開け、代わりにドアの前で一呼吸置く)
(ドアとベッドの間にはカーテンが掛けられており、真がしていた行為には気づかない)
まだ起きてらしたんですか?明日、退院ですよね?
ちゃんと寝ておかないと、明日退院しても、何にも出来なくなっちゃいますよ?
(それからベッドに近づいて、話しかけた)