(今日の業務を終え、後は定時の時間を待つのみ。経理課の一室で藤野正貴は椅子に凭れ)
(懐から取り出したマニュキア瓶状の大きさの瓶を眺めていた)
(事の始まりは二日前に遡る。友人が金に困っているので貸して欲しいと頼まれた)
(その見返りとして例の瓶を差し出された。その中身は強力な媚薬らしく大抵の女性なら)
(堕ちると豪語され、その勢いに飲まれ友人に金を貸し媚薬を手に入れたのであった)
今月のお小遣いが半分以上飛んじまったけど…使えるのか?
効かなかったマジ凹みそうなんだけど……
(媚薬を手に入れた代償はかなり痛手であり又、そんな怪しい代物に本当に効果があるのかと)
(疑いながらも溜息を吐いた。ふと周りを見渡し、帰り支度をしている物やまだ仕事中の同僚を眺めていた)
(正貴は一度試してみるかと思い行動に移った。)
(とりあえずまだ仕事を続けている同僚の人数分コーヒーを作り、媚薬を数滴ある一杯のコーヒーに入れた)
みんな今日はコーヒー淹れたから飲んでくれ!
(それを同僚に差し出し始めた。周りは礼を言うものもいれば、滅多にしない行為に怪訝な反応をする等)
(色々な反応があった。その中にいる媚薬入りのコーヒーを穂川明日香に差し出した。)
はい、穂川さんも…
【遅くなりましたがよろしくお願いします。自分の外見ですが小柄で地味です。】