>>477
うわぁ、また乗ってきた…もうこれ以上乗れないよぉ…
(駅に到着するたびに大勢の人間が乗り込み、ただでさえ混んでる車内が)
(さらにギュウギュウ詰めとなり、気分を紛らわそうとスマートフォンを見る)
(そんな陽子の背後にピッタリとくっつく不審な男がいた)

……エッ!…ち、痴漢!?…どうしよう……あ、メールが…痴漢…対策?
(スラックス越しに陽子の尻を触る男、その行為に背筋が凍り、突然の出来事に)
(どう対処すれば良いか困惑していると、手にしていたスマートフォンにメールが届く)
(その内容は痴漢対策サイトのお知らせ、というもので普段から使用している通販サイトからの)
(メールだった、そのため何の疑いもなく陽子はそのメールに載せてあるURLをクリックする)
(それが背後で陽子の尻を撫でている男の仕組んだ罠とも知らず…)