>>558
あっ!
(小さな声を上げて、階段を登る途中に一瞬だけ足が止まりかける)
(しかし、背後の盗撮者に気づくこともなく、バッグの中を探ると目的のものを見つけて再び歩き出す)
(男のスマホには、ベージュのノンガーターストッキングとワインレッドに黒の刺繍がされた)
(大人なデザインのショーツ姿が映像として収められてしまたことに、まるで気づかずに居た)
 
フゥーッ。……ンッ……ハァァ。
(電車の中の淀んだ生暖かな空気に微かに顔を顰めて、背後に自分を尾行してきた男が迫っていることなど気づかず)
(柔らかな花の香りのシャンプーが香る髪を男に嗅がれれば、自分の項あたりにも男の生暖かな不快な吐息が掛かり思わず声を漏らして)
(うんざりして息を吐くと、人熱れで僅かに熱を帯びた滑らか肌から、上品な香りの香水と成熟した女性のフェロモンが混ざった匂いが立ち昇り)
(すぐ後ろにいる男の淫欲を、意図せずに刺激してしまう)

夜に炭水化物を摂ると太るし……、でもこれ美味しそうよね。
(囁くように口の中で呟きながら、見ている料理の画像はパスタなどのイタリアンや)
(逆にヘルシーでオーソドックスな和食が多く、中華やファストフードの類を見ることはほぼ無く)
(それが、男に自分のプライベートの情報を少しずつ集められていることも知らなかった)

今夜はこれと……これと……これかな。
(初対面の駅よりはいくつか前の駅で下車して、駅の近くにあるスーパーに寄って夕食用の食材を買って帰る)
(買ったものはカルパッチョを作るのに必要なカツオと野菜で、後は細々としたものを少しだけ購入してスーパーを後にする)
(そして尾行者に気づかないまま、駅から歩いて10分程のオートロック付きのマンションへと入っていき)
(数分後、道路とは反対側の三階の一番端の部屋の電気が付く)

はぁ〜っ、頑張っても評価されてないな。彼より私の方が頑張ってるのに……
この前の企画だって私の案が採用されたのに……なんで私の担当じゃないのよ。
(手早く着替えと料理を終えると、ぼんやりとテレビを見ながら夕食を取って)
(ついつい、口からは会社で漏らせない愚痴が溢れ出していた)

【本格的な痴漢(お尻を揉みしだくとか胸に触れるとか、スカートの中に手を入れて下着に触れる)
などでなく、お尻の表面に偶然を装い触れる程度なら構いません】
【話が進めば、もっとハードな痴漢行為をしても構いません】
【希望の展開としては、取り敢えず部屋に侵入されて下着に悪戯されるとか(私が不在の間に侵入し退去が前提】
【あと、次の日の展開としてスポーツジムへ行く予定なので、いずれは下着や水着への悪戯ですかね】