>>621-623
まさか智美も一緒にこっちに移ってくるなんてね。
私は事情があったからだったからだけど……、でも知ってる人が居るって嬉しいよね。
(前の系列とは云え新しいジムで知る人もなく、少し緊張して周りを観察していると知った顔を見つけて笑顔になる)
(智美がストーカーの忠実な手駒になっていて、自分を追い込むために移籍してきたなどは全く知らずに)
(いつもより少し大人しい智美に反応に首を傾げるが、会社で嫌なことでもあったかな程度にしか考えて無くて)
(智美がバッグの中に仕込まれたカメラで、自分の着替えを盗撮しているのに気づかず)
(女性だけの開放感から無造作にカットソーとインナーを脱ぎ、レースで飾られたサファイアブルーのブラジャーを外し)
(ほとんど垂れのない張りがある綺麗な形の乳房をカメラに晒す)
(スポーツブラジャーとお臍の出る身体にピッタリ密着したピンクのTシャツに着替え)
(下はパンツを脱ぎこれも身体のラインがはっきりと出るピンクのラインが入った黒のレギンスに着替える)
(最初ということでインストラクターの指導を受けながらいつものメニューをこなし、違う先生のヨガ教室を受ける)
(たっぷりと汗をかいた後には、いつものように一度更衣室に戻り新品の水着に着替えを始める)
(濡れたTシャツだけを脱いでから、一度トイレに行った時に智美が媚薬をたっぷり混ぜたスポーツドリンクを鼻歌を歌いながら口にする)
(二口、三口飲んだあと着替えを再開すれば、年の割には色素沈着の少ないピンク色の乳首や)
(はみ出そうな所を綺麗に手入れした、それ程濃くはない陰毛も智美がセットしたカメラにバッチリ映っていた)
(しかし、着替え終えた水着はセパレートタイプの腿まである露出の少ない競技用水着に変わっていた)
(それでもプールサイドに姿を見せれば、グラビアモデルのような体型はその場にいた男性の視線を弥が上にも集めてしまっていた)
(いつものようにクールダウンを兼ねて何往復かゆっくりと泳いでから上がるが、サプリメントの効果もあり)
(いつもより早く媚薬が効果を現し始めていて、身体はほんのりと火照り始めて色白の肌は薄っすらと上気して桜色に染まっていた)

ふぅーっ。初めてで張り切りすぎたかな。
(ジムを終えて出てくると、一緒に帰ろうと思っていた智美が用事があるとかで入り口で別れて一人駅へ向かう)
(電車に乗った頃には徐々にだがはっきりと媚薬は効果を示していて、火照った肌はしっとりとあせばんでいた)
(しかし本人は媚薬のことは知らず、いつもより少しジムで頑張り過ぎたせいだと思っていた)
(背後の信也が着けた香りと吸い込み、さらに身体が火照ってどこか集中できずに)
(スマホを見ることもなくぼんやりと外を眺める瞳は、すでに潤み始めていた)
『痴漢じゃなさそうだけど……吐息、耳に掛かって……』
ンッ……アッ……。
(手の甲がお尻に触れただけでもいつもより敏感に艶かしく感じて、耳元に息を吹き掛けられれば)
(気持ち悪いと感情では思っていても、ゾクッした感覚が身体を突き抜けていく)
ンハァ……やめ……アァッ……な……ハァ……さい……ンンッ……。
(手の甲が返り太腿を擦られ本格的に痴漢行為が始まると、肩をビクッっと大きく震わせるが)
(嫌なはずの相手の行為に、甘い疼きが背筋を駆け上り、ブラジャーに似たパステルブルーのカットソーの背中と脇の部分には汗染みが浮かび)
(身体からは成熟した女性の香りの中に、はっきりと発情した牝の匂いが混じってしまっていた)
(お尻の肉を張りを確かめるように揉まれると、女性器が戦慄き始めてショーツのクロッチ辺りが愛液に濡れ始める)
『なんなの……嫌なはずなのに…………まるで美緒みたい……』
(この前投函されていたAVの前半の場面で、美緒が休日のデパート帰りに上司に痴漢行為を受けているシーンがフラッシュバックして)
(さすがに素直に快感と認めたくないものの、身体は快楽に打ち震え、眼から力が失われトロンと恍惚の色が浮く)
…………えっ!?
『……終わり、私、助かったの? というか見逃された?』
(快感の焔が灯された身体は欲求を満たされぬまま放り出されて、痴漢が終わった安堵感より)
(遥かに欲求不満を抱いてしまっていたことなど、本人すら頭が混乱していて気付いてさえいなかった)