(本来なら2つ前の出番の人が出演している間に舞台袖に来るのだが、着替えや遣り取りで遅くなり)
(前の出演者の出演時間は半分を過ぎていて、舞台でいろいろと参加者の容赦のないエッチなリクエストに笑顔で応えてポーズを取っていた)
「良いですか? 笑顔を忘れずに。それだけで構いませんから。あとは全て参加者がお膳立てしてくれます。
 裸になれとか、性器や胸を見せろとか以外のリクエストには応じて下さい。それが決まりですから。
 お名前は下だけで良いですから……」
えっ!? は、はい。笑顔を忘れずに…………。あっ、莉緒……です。
(舞台袖は照明で熱気に満ちていて、袖に来てからなぜか頭がボーッとしてしまって集中力を失い返事が遅れてしまう)
(原因は体温で蒸発する媚薬がたっぷりと衣装にしみ込んでいたのだが、それを莉緒が気づくはずもない)
「はい、莉緒さんですね。出番です、これを持って。いってらっしゃい」
(女性に衣装と同じ色柄のパラソルを渡され、背中を押されればよろけながら舞台へと出ていってしまう)
「〇〇番。急病の登録参加者のトモミさんに代わって、モデルはお友達のリオさんです。今回の参加者唯一の初参加の素人さんで〜す」
(AVの女優や落ち目のグラビアアイドル、風俗嬢以外の参加者は、素人と云えども全員が複数回参加経験のあるコスプレイヤーばかりだった)
(莉緒の名と簡単な説明がされると、参加者からは地鳴りのような興奮した太い声が響き渡る)
「リオさん、笑顔硬いよ、スマイル、スマイル」
「パラソル前についてお尻を後ろに突き出して上半身屈めてポーズ取って、リオさんお願い!」
(容赦なくフラッシュが浴びせられ、あちらこちらから参加者のリクエストが飛び交い)
(舞台は照明と参加者の熱気とフラッシュで熱く、一層無臭の媚薬は莉緒の鼻と口から吸い込まれ肌を火照らせていく)
…………私……私……どうすれば……、笑顔、パラソルをついて上半身を屈める……。
(最初は舞台上で固まっていた莉緒であったが、媚薬の効果もありぎこちない笑みはいつしか艷やかな笑みの変わって)
(言われるままにお尻を後ろに後ろに突き出し、パラソルを杖のようにつき屈めばEカップの胸が寄せられ深い谷間が参加者に晒される)
「リオさん、最高! 本当に初参加の素人!? 本当はAVに出てた愛咲(あいさき)美緒さんじゃないの?」
(参加者の意図しない何気なく掛けた声は、莉緒をピンポイントで刺激してしてしまう)
『愛咲美緒…………。『美人OL美緒、雌マゾ調教日誌』の…………。
 美緒は私。私は美緒…………。参加者の皆さんのリクエストに応えないと……』
(頭の芯が痺れて思考が停止して、媚薬効果で本能に刷り込まれた考えが莉緒を支配していく)
(撮影会への参加はAVの中にもあった光景で、より淫らで蠱惑的な女性へと美緒を堕とすための調教の一つで)
(その光景が莉緒の頭の中で蘇り、AVの光景が何度も何度も頭の中に再生されていた)


【今回は暇があったので、流れに沿って行動してみました。トイレへ向かう所以外ですけど……】
【とても長くなってしまったので、適宜カットして下さい。レスはゆっくりお待ちしてますね】
【信也が依頼した男のエッチなリクエスト楽しみにしてます】