>>668-670
『私ったらなにをしているの? こんな所で大勢の見ず知らずの男性の前で、こんな格好をしてるなんて……』
(羞恥と困惑に身体は緊張に強張り、笑みはどこか引き攣ったようなぎこちなかったが)
(身体のラインをより魅力的に見せるために当てられるスポットライトと)
(参加者のカメラからのストロボの光が莉緒に容赦なく浴びせ掛けられていく)
『……私、何をしているの…………。
 頭がボーッとして…………わからない……。
 私…………わたし……』
(強いライトの光と羞恥、男性たちの欲望に満ちた視線で白い肌が自然と火照れば)
(コスチュームに染み込んだ媚薬が更に揮発して知らぬ間に吸い込んでしまい、徐々に意識が混濁し始める)
(莉緒の緊張も、ファッション雑誌のモデルようなポーズの要求に応えているうちに解れ)
(次第に自然な笑みが浮かびだし、媚薬の効果がはっきりと顕れ始めれば)
(参加者たちもドキッとさせるほどの色香漂う艷やかな笑みへと変わっていく)

あっ、はい。
(媚薬のせいで理性が麻痺しつつあった頃、ポーズの要求も徐々に過激なものへと移ってきていたが)
(いつもの状態の莉緒ならば当然嫌悪や怒りさえ抱きそうな場面であったが、それを感じることもなく)
(腕を胸の両脇に寄せれば、圧迫されたEカップの乳房が盛り上がりより深い谷間を作り出す)
(フラッシュの洪水が莉緒を包み込み、今まで感じたこともない感情を芽生えさせ始めていた)
これで良いですか?
(今や完全に自分を見失い、注文に唯々諾々と従いポーズを取り)
(お尻を客席に突き出し屈んだ体勢を取り、身体を捻り振り返るようにすれば)
(腰が高く長い脚が強調されるだけでなく、微かに秘所の所に愛液染みが浮いたインナーがスカートの内側でら見え隠れしてしまう)
(興奮した男性たちの声に煽られ、羞恥や嫌悪は押し流されて、莉緒自身も興奮し始めていた)

……へっ!? 
『み、美緒……って…………。わたし……わたし……』
(不意に主催者の男性から投げかけられた名前は、興奮が高まりつつあった莉緒を揺さぶり混沌へと突き落とす)
『男性の物じゃなくても、あんな所に差し出された瓶を舐めるなんて……フェラチオみたいでいくらなんでも無理!!』
(頭の片隅に残った理性の欠片がブレーキを掛けるが、本能に支配された身体はより熱く火照っていく)
「美緒さん、本物じゃないんだしさ舐めて見せてよ」
「きっと美緒さんなら気持ちよくなれるよ」
(主催者の言葉を受け、愛咲美緒のファンたちがどこか雰囲気が似ている莉緒を囃し立てていけば)
『あれを舐めれば美緒のように気持ち良くなれるの?』
(美緒が彼女を調教している上司の肉棒を美味しそうに舐めしゃぶり咥えている場面が)
(頭の中で何度も何度も再生されて、思考を飲み込んでいく)
『わたしも美緒みたいに……気持ち良くなりたい…………。
 ううん、わたしが美緒。美緒はわたし自身なんだから…………。
 もっと気持ち良く。もっともっと……』
(躊躇は莉緒が美緒とシンクロすることで押し流され、ゆっくりと腰を落としていき男性の股間の前に跪く)

レロ、レロ……んちゅ、ちゅぱ……んむっ……。
(最初は確かめるようなゆっくりとした動きだったが、液体がカルピスだと分かると安心したように咥えて)
んあっ……ちゅぽ……はい……んむっ……ぬちゅ……。
……あっ、はい……ちゅぱ……はむぅ……んちゅ、じゅる……。
(先端が綺麗になるとさらに奥まで咥えるように促されて、頭の中は気持ち良くなることしか考えられなくて)
(唇を大きく開くとラムネ瓶のような先が太く、ゴツゴツと凹みのあるそれを奥まで咥え)
(指示されたように膝立ちから、はしたなく両脚を広げたガニ股へと体勢を変えれば)
(スカートがずり上がり、愛液の染みがはっきりと浮かび上がったインナーが晒されてしまう)
(莉緒は、瓶の周りにネットリとこびり付いたカルピスを丁寧に舐め取るのに夢中になっていたが)
(欲情に駆られた男性の熱気とシャッター音に飲まれ、それすら快感に感じ始めていた)
パイズリ……はい、分かりました。
(完全に媚薬の支配下に置かれた莉緒は、瞳に恍惚の表情を浮かべて屈辱的な要求にも容易く応じて)
(コスチュームの下から瓶を差し込み、胸の谷間に開いた穴から先端を出し身体をゆっくりと上下にゆすり始める)
あはっ……はっ……あんっ……んぅ、んっ……これで良いですか?
『男の人達のエッチな視線が気持ち良い。
 もっともっとはしたない美緒の姿を見て、カメラに写して。
 気持ち良い……とっても気持ち良いの……』

【続きます】