>>119
「あれっ・・・?」
下から何やら足音が聞こえたことに気づく。
「誰か来たのかしら」
仲間なのか、ただの迷い人なのか。
それは行ってみないと分からないので、とにかく下に降りてみる。

「――どちら様?」
そこで見つけたのは、このサークルには一見すると不釣り合いに幼い少女。
仮に迷い人だとしても、この時間にこんな子どもがこんな場所に来るなんて・・・。
そんなことを考えながら、少女の前に歩み出る。
「こんな時間に、何か御用?」
子どもの目線で、子どもに尋ねるように尋ねる。

【お願いします】