>>127
「知らないんだったら、治る病気なのかもしれないじゃない。
 まだ若いんだし、諦めることないと思うけどな・・・」

――この子はこちら側の世界を感じてここに来たんだ。
そう思う。
幼いながらに、その感受性の強さが世界の果てへと足を向かわせたのだと。

「それ食べたら、病院に帰らない?
 あたしが送ってあげるから・・・。ね?」