>>47
「そう・・・セックスよ」
脅え続ける男の子に、はっきりとその言葉を伝える。
そして男の子の上から退いて、男の子を助け起こそうとする。

「あたしの他には、今は誰もいないわ。
 それに誰も、君を笑い者なんかにしたりしない・・・」
少年の拳に、そっと手を重ね置く。
そして見つめる。
――少年の瞳の奥にあるものを。

「もう一度教えて・・・。
 君はここに何を求めて来たの?」