(虚ろになった頭の中に、男の声がしみこむように入っていく。目の前に放り投げられた
薬の包みを、震える手で取る。そして、服従を誓うかのように大きな声で)
・・・わんっ!

(一週間後、指定された場所、指定された時間。脅えたような雰囲気を漂わせて、男を捜す)
来ました・・・。どこですか・・・?

【薬は、承知しました。中毒のせいで身体が弱るとか、副作用はありますか?】