>>75
(どこか怯えた、寂しそうな気持ちを察して、せめて体を暖めようと)
(毛布をひっぱり背中からすっぽり覆う)
クレア…大丈夫、俺はここにいるよ…

こうして手を握って、抱きしめてあげる…前にクレアは言ったよね。
理不尽な怒りや思いをぶつけて構わないって。
それはクレアも同じなんだよ、俺にそれをぶつけても構わないんだ。
(胸に頬擦りするクレアをの背中を、ぽんぽんと優しく宥めるように擦る)
(手の暖かさを伝えたくて、冷たくなった指にしっかり五指を絡め)
(握り締めると毛布の内側へ入れ、胸元にぎゅっと押し付ける)

クレアはスウィーツだけど、でも俺にとっては普通の、大事な女の子なんだ。
無理はしないでくれ…疲れたり、辛いときは…
いつでもこうしてあげる…クレア。
(察してあげられなかった思いへの後悔に、心を傷めながら)
(せめて今はクレアの思いを暖めるために、両腕に力を込めて抱きしめる)