【そろそろ締めに入ったほうがいいですね…】
(左の耳から注がれる低く柔らかい声、右の耳からは振動となって皮膚と心を震わせて)
(ようやく、自身の心に十分な柔らかさを取り戻したことを感じ、顔を上げる)
ありがとうございます。ブレッツ様。
もう、大丈夫です…ね、ほら…笑えてる。
(体をぴたり密着させたまま、顔だけを仰ぎ、心からの笑顔を浮かべる)
ブレッツ様がそばにいてくださって、こんなに優しくしてもらえて…
私、落ち込んでいる暇なんてありませんね。
(未だ握り合ったままの手を胸に置き、もう一方の手を添えて)
ブレッツ様に名前を呼んでもらう度、抱きしめてもらう度に
気持ちが澄んでくるような気がして…ああ、本当に心地がいいんです。
ありがとう、ブレッツ様・・・本当に、ありがとうございます。
(包まれた毛布の中で、ブレッツ様の背中に腕を伸ばし)
(感謝の気持ちを込めて、抱きしめる)
ありがとう・・・ブレッツ様、愛しています。
こんなに、私を愛してくださって…