(夜の仕事を終え、夕飯の支度に掛かろうとキッチンを歩き回っている)
(冷蔵庫にしまってある材料を見て、献立を考えているところへ、主の声が掛かる)
はーい、ただいま参りますー!
(冷蔵庫の扉を閉め、中庭に聞こえるくらいの大声で返事をして、主の元へと駆けていく)
どうしましたの、ご主人さま?
(何かにはしゃぐ様子を見て、自然と笑みを浮かべて中庭に出る)
あら、本当…今宵はいつもより月が生えていますわね…
雲ひとつ無いおかげでしょうか。
(自分を家族のように慕ってくれるご主人様に同意の返事をし、一緒に空を見上げる)
左様ですわね。
ご主人様は、将来、旦那様の跡を継ぐ大事な役目がありますし…
(そういうと、そっとご主人様を後ろから抱きかかえ、頭を撫でる)
ですが、こうして夜空を見上げるのも、いいものですよ?
【こちらこそ宜しくお願いします。】
【畏まりました。】
【では、出来る限りのことをさせていただきますね。】
【書き出しについては問題ないですよ。】