(内股の後に触れられ、ぞくっと身をふるわせる)
(その傷を誰かに見られるのは初めてで)
(撫でられることで、その傷がいまさらに痛む気がして)
(医師からかけられる言葉には、沈黙で答えて)
(口の中で、ぶつぶつと呪文のようにつぶやき始める)

怖くない、怖くない、死ぬのに比べたら…怖くない…

ひぎ…っ!
(幼い秘所にペニスを押し込まれただけで、感じたことのない痛みが下半身に起こる)
え…っ、やだ、痛い、痛いよぉ…!
(入り口をみっちり押し広げられ、先端が中に入る)
やだぁ、痛いのやだぁ…!
(思わず医師の肩にしがみつき、背中につめを立てる)
いやぁ、怖いの、痛いのやだ!やめっ…やめてぇ…!
(黒髪をベッドの上で振り乱し、大声を上げる)