(既に乙女回路が暴走していたけれど、実際に篠崎さんに交際を口に出されると、
 舞い上がってしまって、でも、その顔を見ると叱られてるような気分で…)
…もう、篠崎さんだけの美風じゃないんです。
美風は馬鹿だから、男の人が一度きりのつもりでも、分からなくって…。
美風は汚れきってるから、もう篠崎さんだけのものには、なれないんです…。
(でも、美風の目は捨て猫のように救いを欲していて…)

運は、どうでしょう…。
でも、美風は運が良かったです。
一番かわいいブラで、篠崎さんに出会えたから…v
(おっぱいを見つめられると、満足してもらえたかな、と思えて、少しうれしい)

そ、そんな…。
(篠崎さんを求めていることを口に出されてしまうと、恥ずかしくなって否定しちゃう…)
…ん……好きに、してください……はぁ、ん………
(息が苦しくなって、抑えられなくなってきて…)
(ブラを脱がしてもらうと、おっぱいは少し重力に引かれてしまった気がするけれど)
(篠崎さんに、心も開いてもらったような気がして…)

避妊、です…。
ゴムしないでHしちゃうと、その時はもしかしたら気持ちいいかもしれないけど、
きっと不安定になって、篠崎さんに迷惑かけちゃうから…。
(肯定的な返事をもらうと、美風のこと考えてくれてるんだ…と思えて少し明るくなる)
(篠崎さんの指先を見ると、篠崎さんが苦しそうにしているのが分かるけれど…)
あ、バッグの中なので…ごめんなさい。
(数回ぺこぺこと頭を下げるとブラははがしてブラウスを下げ、パンプスをはき直して)
(影前に置いたバッグのところまでよろよろと走って、
 バッグの中身を少し散らかして、四角い包みを持ってくる)
(ベッドまで戻ってくると、パンプスを脱いで、篠崎さんの前に座って…)

(ふと手が止まる)
美風は、美風はただ優しくしてもらうだけでいいんでしょうか…。
美風も、貴也さんに気持ちよくなって欲しいから、色々、したいんですけれど…。