ヴェン!あ、ありがとう!
(差し出された手をとり立ち上がってそのままヴェンに抱き着いた)
(スライムが身体を這う感触がまだ残っていてその感触を消すようにヴェンに擦り寄る)
(彼の温もりに安心感を覚えだんだん落ち着いて来るが震えはなかなか止まらない)

よかった…ヴェンが来てなかったら今頃…ふぇぇ…
(恐ろしい想像にぶるりと身体を震わせいっそう強く抱き着く)
よかった…!ありがとう!
(嗚咽を漏らしながら何度も感謝の言葉を口にして自分よりも高い位置にあるヴェンの顔を見上げた)

【いえいえ、お気になさらず】
【こちらこそ遅くてすみません】