(顔面に押し当てられたオーバーニーソックスの黒い布地の足裏。)
(誰より敬愛する先輩の、ムンムンと臭う靴下の足で顔を踏まれること。)
(気弱で品行方正な普段の態度の裏に変態性欲を隠した少年にとって、)
(それはまさに夢のようなシチュエーションだった……)

(思わず自分の股間を触りたくなってしまうが、さすがにそれをやっては)
(言い逃れの出来ない変態行為。何とか我慢して。)

(ここは……)
(顔に貼り付いた先輩の踵とくるぶしを両手でうやうやしく下から支え、)
(「すぐに離さなくてもイイですよ」とアピール。)

(むしろ嬉しそうな声色で)いやぁ先輩、ヒドイなあ……人の顔をこんな、足蹴にするなんて。
でもイイですよ、これで先輩がボクの言うことを信用してくれるんなら、もう全然平気ですから。
ホント、先輩は自分の匂いに自信持ってイイと思いますよ……