(これしきでは仕留められまいと、角に妖力を集めていく)
(辺りは極寒の地のごとく気温が下がっている。なればこそ、相手の熱を宿した気を感知し、それを狙いとする)
(自らの技が視界を狭めやすい、この鬼ならではの探知能力であった)
(先ほどまで目の前にいたそれは、もう側面から跳躍し頭上にいた)
速いな……だが見えるぞ!
(棍を突き出し、リーチを生かして迎撃に出る)
(振る度に周りの空気を凍てつかせ、突き出した一撃も氷の顆粒を生み出しながら霧のような軌跡を見せた)
【分かりました。】
【では律子の状態も犯すような感じになりますかね?】
【あと何だかんだ楽しんでから、生かして帰す感じのが良さそうでしょうか……?こちらは戦う相手がいないと退屈な存在ですから】